財政破たんの危機にひんしているギリシャへの追加支援をめぐり、ユーロ圏各国は２４日、ベルギー・ブリュッセルで財務相会議を開いたが合意には至らず、２５日も協議を続けることになった。

　会議では、ギリシャが提示した年金支給額の削減や増税など追加支援実施の条件となる新たな改革案について協議した。しかし、資金を貸す側の１つであるＩＭＦ（＝国際通貨基金）が年金や付加価値税についてさらなる改革を求めるなどしたため合意には至らず、会議はわずか１時間ほどで終了、日本時間２５日夜に再開することになった。

　ギリシャは今月末までに約２０００億円を返済する必要があることから、追加支援で合意できなければ、債務不履行（＝デフォルト）に陥るおそれがあり、大詰めの協議が続いている。