NY株195ドル安 景気先行き不安感で
先月30日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は景気の先行きに対する不安感などから200ドル近くと大きく値を下げて取引を終えた。
前日はアメリカの1月から3月までの実質国内総生産(GDP)の速報値が市場予想を下回った影響で、株価を下げたニューヨーク市場だが、この日も売りが進んだ。この日発表された先月の個人消費支出は前の月から0.4%増加したことが分かったが、増加率は市場の予想を下回った。市場関係者によると「景気の先行きに対する不安感が出てきている」ということで、売りが優勢となった。
また、アップルが先週発売を開始した腕時計型端末「アップル・ウオッチ」の部品に欠陥が見つかり、出荷が遅れている、との報道があったことから、アップル株は3%近く値を下げた。こうしたことからダウ平均株価は前日比195ドル01セント安の1万7840ドル52セントで取引を終えた。ナスダック総合指数は82.22ポイント下げ4941.42で取引を終えている。