２５日のアメリカ・ニューヨーク市場はＥＵによるギリシャ金融支援の行方が不透明なことから前の日よりも７０ドル以上下げて取引を終えた。

　この日のニューヨーク株式市場は５月の個人消費支出や先週の新規失業保険の申請件数が市場の予想よりよかったことから、一時は前の日より７０ドル以上、上昇した。また、連邦最高裁判所が医療保険制度改革法、いわゆるオバマケアで一部の政府補助金支出を合法と判断したことで医療関連株などが上昇した。

　しかし大詰めを迎えているＥＵによるギリシャ金融支援の協議の行方が不透明なことから取引終盤にかけて売りが強くなり、前日より下落して取引を終えた。

　結局２５日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前日比７５ドル７１セント安の１万７８９０ドル３６セントで取引を終えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は１０．２２ポイント下がって５１１２．１９だった。