超大型のサイクロンが直撃した南太平洋の島国バヌアツで、少なくとも８人が死亡した。通信網が遮断されていて、被害はさらに拡大する恐れがある。

　超大型のサイクロン「パム」は、１３日から１４日にかけてバヌアツの島々を直撃した。ＡＰ通信によると最大瞬間風速は約７５メートルに達し、少なくとも８人が死亡した。４４人が死亡したとの未確認情報もあるが、通信網が遮断されており、被害の全容はわかっていない。

　国連機関は「地域で最悪レベルの自然災害となる恐れがある」と懸念を示しており、近隣のオーストラリアなどが救援の準備を進めているという。