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これまでは何の問題もなかった~独航空会社

2015年3月27日 0:35

 フランス南東部の山岳地帯でドイツのジャーマンウィングス機が墜落した事故で、フランスの検察当局が日本時間26日夜に会見し、副操縦士には飛行機を破壊する意思があったと分析、機体を墜落させる操縦を意図的に行ったと述べた。

 ボイスレコーダーの内容について明らかにしたフランスの検察当局は、アンドレアス・ルビッツ副操縦士(28)について、ドイツ国籍で、テロリストである証拠はないとしている。また、ルビッツ副操縦士は、途中までは機長と普通の会話をしていたが、機長が着陸についての説明を始めたとき、受け答えが不自然になったという。操縦室で一人になった後は、ルビッツ副操縦士は息づかいも通常で、パニックにはなっていなかったという。

 検察当局の分析を受けて、ジャーマンウィングス航空は会見で、「これまでの飛行経験では何の問題もなかった。ですからショックです」と話している。

 一方、現場に近くには26日、乗客乗員の家族らが訪れている。主にスペインとドイツからの家族ら100人以上が現場の山を臨める場所から、祈りをささげる予定。