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イラン核協議 ウラン濃縮“制限”で合意

2015年4月4日 1:53

 イランの核問題の解決を目指し、スイスのローザンヌで行われていた欧米など6か国とイランの協議は2日、イランが今後10年間、核爆弾の原料となるウランの濃縮活動を制限することなどで合意した。

 今回の合意は、欧米など6か国とイランが6月末までに目指す最終合意の「枠組み」となるもの。焦点の一つとなっていたウランの濃縮については、イランが今後10年間にわたって濃縮活動を制限し、1万9000ある遠心分離器を3分の1に減らす。

 イランが欧米側に求めていた制裁の解除は、合意が守られれば、緩和されることになった。

 欧米側としてはイランが核兵器を作る脅威を遠ざけることができた一方、イラン側も核開発の継続そのものは認められたことで、双方の顔を立てた形。

 今後は、それぞれ国内に強硬派を抱える中、詳細を詰めた最終合意を結べるかが焦点となる。