日本の緊急援助隊出発へ 死者1800人超
ネパールで25日に起きたマグニチュード7.8の強い地震は、犠牲者の数が1800人を超えた。国際社会も支援に乗り出しており、日本の緊急援助隊も26日、現地に向け出発する。
ロイター通信はネパール内務省の情報として、これまでに1805人が死亡、4718人がけがをしたと伝えた。また、インドや中国などの周辺国でも死者が出ている。
さらに、エベレストでは大規模な雪崩が発生し、ロイター通信によると18人が死亡した。ネパールの日本大使館は、これまでのところ日本人の被害は確認されていないとしている。
現地では余震が続いており、住民は屋外に避難するなどして不安な一夜を過ごした。
住民「もっと大きな地震が起こるかもという話を聞きました。いつでも避難できるよう、外で寝ています」
ネパール政府は国際社会に支援を呼びかけていて、日本からは70人規模の緊急援助隊が26日午後、現地に向け出発し、救助活動などにあたる。また、インド政府が支援部隊や物資を送ることを決めたほか、アメリカやイギリス、中国なども支援を表明した。