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英党首らテレビ討論 EUめぐる立場で議論

2015年5月1日 11:11

 総選挙を1週間後に控えるイギリスで先月30日、二大政党の党首らによる最後のテレビ討論が行われ、EU(=ヨーロッパ連合)からの離脱などをめぐって議論した。

 討論には与党・保守党を率いるキャメロン首相と野党・労働党のミリバンド党首ら3党首が参加。EUからの離脱を求める政党が支持を広げる中、EUに対するスタンスも争点となっている。

 キャメロン首相「EUにとどまるか離脱するかを問う国民投票が必要だ」

 EUからの離脱を求める支持者に配慮したキャメロン首相に対し、労働党のミリバンド党首は「EUのメンバーであることを議論するために時間を使うことは、適当ではない」と述べ、EUにとどまる姿勢を明確に示した。

 総選挙の投票は今月7日。世論調査では保守党が35%、労働党が34%、自由民主党が9%、UKIPが12%(先月29日、YouGov/Sun)で、二大政党が支持率で拮抗(きっこう)しているが、どちらも過半数には届かないとみられている。