パキスタン北部で８日、政府が主催するツアーのヘリコプター１機が墜落、ノルウェーの大使ら少なくとも７人が死亡した。

　パキスタン軍によると、北部のギルギットで８日、ヘリコプター１機が墜落した。墜落したのはパキスタン政府が日本など各国の大使を招いた観光推進ツアーに参加していた４機のうちの１機で、ノルウェーとフィリピンの大使ら少なくとも７人が死亡した。

　イスラマバードの日本大使館によると、猪俣弘司大使もツアーに参加していたということだが、別のヘリコプターに乗っていて無事だったという。

　イスラム過激派組織「パキスタン・タリバン運動」が犯行声明を出したとする情報もあるが、パキスタンの国防相は「技術的なミスによるものだ」としてテロの疑いを否定している。