シリアの国営通信は２４日、過激派組織「イスラム国」が中部のパルミラで住民４００人以上を殺害したと伝えた。

　これはシリアの国営通信が住民の話として伝えたもので、「イスラム国」はパルミラの住民４００人以上を殺害したという。多くは女性や子ども、高齢者で、アサド政権の協力者とみなされたとみられている。また「イスラム国」は住民が街から避難することを阻み、所持品を没収しているという。

　中部の要衝パルミラは今月２１日までに「イスラム国」に制圧されていて、街の南西部にある世界遺産「パルミラ遺跡」が破壊される懸念が高まっている。