「イスラム国」がパルミラ北部を制圧
過激派組織「イスラム国」は、シリアの世界遺産「パルミラ遺跡」に迫っている。
イギリスに拠点を置く「シリア人権監視団」によると、シリア中部のパルミラに「イスラム国」が侵攻し、16日までに街の北部を制圧したという。インターネット上には、政府の施設とされる建物から「イスラム国」のものとみられる黒い旗が振られる映像が投稿された。
街のほかの地域は今のところアサド政権の軍がおさえているとのことだが、南西部には世界遺産の「パルミラ遺跡」があり、「イスラム国」による破壊が懸念されている。