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“MERS”対応不十分で韓国謝罪

2015年6月1日 17:12
“MERS”対応不十分で韓国謝罪

 主に中東で流行しているウイルス性の感染症MERS(=中東呼吸器症候群)の感染者が韓国で急増しており、政府は先月31日、対応が不十分だったとして謝罪した。

 MERSコロナウイルスは、発熱や咳(せき)を引き起こすウイルス。ラクダが感染源とされていて、主に中東で流行しており、WHO(=世界保健機関)によると、これまでに少なくとも431人が死亡している。韓国では先月20日、初めての感染者が確認されたが、その後急増し、1日までに18人が感染。そのうち5人は肺炎で重い症状だという。

 こうした事態を受け、保健福祉相は先月31日、感染が疑われる人を隔離しないなど初期対応が不十分だった事を認め謝罪した。

 一方、日本ではこれまでMERSの感染者は確認されていない。空港では、中東からの帰国者でラクダに触った人などに対し、発熱などに注意し、仮に発熱した場合には保健所に連絡するよう呼びかけている。

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