北朝鮮、中央軍事委員会で「重大な問題」承認 金総書記「いかなる敵にも圧勝する自衛力を固める」
北朝鮮メディアは、朝鮮労働党の中央軍事委員会で戦争抑止のための「重大な問題」を承認したと報じました。金正恩総書記は「いかなる敵にも圧勝する自衛力を固める」と強調しています。
24日付の「労働新聞」は、23日まで3日間、党の中央軍事委員会の拡大会議が開かれたと報じました。会議を指導した金総書記は、「いかなる敵にも圧勝する自衛力を打ち固めて祖国の尊厳と人民の安泰を守らなければならない」と強調しました。
会議では、軍の前線部隊の作戦任務に「重要軍事行動計画」を追加するとした上で、「戦争抑止力を強化するための重大な問題」を承認したということです。軍事組織の改編に触れているものの、核実験について具体的な言及は明らかになっていません。
韓国大統領府の関係者は、北朝鮮が核実験を実施していない理由について、新型コロナウイルスの感染状況のほか影響力を持つ中国が「努力している」との見方を示しています。
■写真:24日付「労働新聞」より