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北朝鮮「腸内性伝染病」 金総書記に続き…妹・与正氏らも自宅の薬を提供

2022年6月17日 12:41
北朝鮮「腸内性伝染病」 金総書記に続き…妹・与正氏らも自宅の薬を提供
■写真:「朝鮮中央通信」

北朝鮮メディアは「腸内性伝染病」の感染者が800世帯あまりで確認され、金正恩総書記に続き妹の与正氏ら朝鮮労働党の幹部も自宅の薬を相次いで提供したと報じました。

朝鮮中央テレビは17日、南西部の海州市などで発生した「急性腸内性伝染病」の感染が800世帯あまりで確認されたと明らかにしました。

金与正氏が段ボールを手渡す写真などを公開し、党の幹部が相次いで「家庭で用意した薬品」の提供を決めたと報じています。

また、金総書記が先だって提供した薬品について「愛の不死薬」と紹介し、受け取った住民は、涙を流して感謝したなどと伝えました。

韓国・統一省は幹部らによる薬品の提供も金総書記の指示によるもので、住民生活の安定のため努力する姿を見せる意図があると分析しています。

一方、具体的な病名について、韓国メディアは腸チフスやコレラなどの可能性があるとしていますが、統一省は「追加確認が必要」との立場にとどめています。