高校生が廃棄食材を有効活用 「うどんバーガー」販売目指す 香川・坂出市
香川県坂出市の高校生が、廃棄食材の有効活用にチャレンジしました。韓国風やスイーツまで、香川ならではのモノで作ったのは「バーガー」です。気になる仕上がり、試食会を取材しました。
香川ならではのモノとはやはり「うどん」です。
このうどんを使ったバーガー作りに坂出第一高校食物科の2年生、約40人が去年から取り組んでいます。
ポイントはバンズ作り。坂出市内のうどん店から出た廃棄されるうどんの切れ端を細かく刻んでいきます。
生徒「思っていたうどんではなくて、違う形でのうどんを楽しんでもらいたい」
生徒「食感とかも楽しみながら、食べてほしいです」
完成したのが5種類の「うどんバーガー」。
中にはチヂミをヒントにした韓国風のものや、ボリューミーなかき揚げが目を引く柚子ソースとともに挟んだ和風仕立てに。
完成した「うどんバーガー」をチェックするのはプロの料理人たち。
高松国際ホテル・松原勉洋食総料理長「私たちプロでは、考えつかないようなことを子供たちは発想しています。これから、楽しみだなと思っています」
「食品ロスゼロ」にもつながると期待される生徒たち考案の「うどんバーガー」。
去年の初挑戦から7か月あまり。今後は大量生産の方法を探り、原価計算などを行いながら今年の秋ごろに与島パーキングエリアでの販売を目指すということです。