2013年ノーベル物理学賞受賞 ピーター・ヒッグス氏死去 94歳
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物に重さを与える「ヒッグス粒子」の存在を予測し、2013年にノーベル物理学賞を受賞したイギリス・エディンバラ大学のピーター・ヒッグス名誉教授が94歳で亡くなりました。
エディンバラ大学によりますと、ヒッグス氏は病気のため今月8日に自宅で亡くなったということです。94歳でした。
ヒッグス氏は1929年にイギリス中部で生まれ、ロンドン大学のキングスカレッジで物理学の博士号を取得し、80年からエディンバラ大の教授、96年から名誉教授を務めました。
ヒッグス氏は1964年にすべての物に重さを与えるヒッグス粒子の存在を予測したことで知られています。
その後、2012年に国際的な研究グループがヒッグス粒子を発見、2013年、他の研究者と共にノーベル物理学賞を受賞しました。
エディンバラ大学は声明で、「彼の先駆的な研究は、何千人もの科学者たちに意欲を与え、彼の遺産は今後、何世紀にもわたって多くの科学者たちにインスピレーションを与え続けるだろう」とヒッグス氏の功績をたたえています。