ノーベル物理学賞 米欧の研究者ら3人に 「光のパルス」で観測する手法を開発
ことしのノーベル物理学賞の受賞者がさきほど発表され、物質を構成する小さな粒子「電子」の振る舞いを観測する新たな手法を開発したオハイオ州立大学の研究者ら3人に贈られることが決まりました。
ノーベル物理学賞の受賞が決まったのはアメリカ、オハイオ州立大学のピエール・アゴスティーニ氏、ドイツ、ルートヴィヒ・マクシミリアン大学のフェレンツ・クラウス氏、スウェーデン、ルンド大学のアンヌ・ルイエ氏ら3人の研究者です。
受賞理由については、物質を構成する、原子や分子のまわりにある粒子、「電子」の振る舞いを極めて短い時間だけ光る「光のパルス」を使い観測する実験的な手法を開発したことが評価され「電子の世界を探究する新たな手段を人類に与えた」としています。
授賞式はことし12月スウェーデンのストックホルムで行われます。