イスラエル軍 ガザ地区中部の難民キャンプなどで攻勢強める
イスラエル軍は27日、パレスチナ自治区ガザ地区中部の難民キャンプなどで攻勢を強めていると明らかにしました。
AP通信によりますと、イスラエル軍の報道官は27日、イスラム組織「ハマス」との戦闘をめぐり、ガザ地区中部のブレイジ難民キャンプや、南部の主要都市ハンユニスで部隊を増員するなど攻勢を強めていると明らかにしました。
激しい戦闘によって、新たに数千人が避難したということです。
ハンユニスでは、イスラエル軍の空爆で20人が死亡したということで、病院には多くのケガ人が搬送されていました。
犠牲者が増え続ける中、トルコのエルドアン大統領は27日、イスラエル軍によるガザ地区への地上侵攻を強く非難しました。
ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺、ホロコーストを引き合いに出し、イスラエルのネタニヤフ首相を、「ヒトラーと変わらない」などと、しています。
これに対し、ネタニヤフ首相は、「クルド人を虐殺するエルドアン大統領は他人に道徳を説くべきではない」などと反発しています。