韓国東部で11日、大規模な山火事が発生し、火は強風にあおられ民家などに次々に燃え広がり、被害が拡大しています。

大規模な山火事が起きているのは韓国東部、江原道の江陵一帯です。

山林庁によりますと、11日午前に発生した山火事は、強風によって海側に向かって燃え広がり、これまでにサッカー場の面積の140倍あまりに相当する100ヘクタール以上が燃えたということです。

また、周辺の建物にも次々に燃え広がり、韓国メディアはこれまでに民家やペンションなどおよそ40軒が焼失したと伝えています。

当局は、2018年の平昌オリンピックでも使用したスケート場などに住民らを避難させています。

火事の原因は、強風で倒れた木が電線に触れて発火したものとみられています。

消防などが消火を急いでいますが、周辺では乾燥警報と強風警報が出る中、延焼が続いていて被害の拡大が懸念されます。