ギリシャ国民投票 得票予測「反対」リード
財政破綻の危機に陥っているギリシャが、EU(=ヨーロッパ連合)などが求める財政再建策を受け入れるかどうかを問う国民投票は、日本時間6日午前1時に投票が締め切られた。地元テレビ局が報じた得票予測によると、反対がわずかに上回っている。
地元のメガテレビが報じた得票予測によると、財政再建策への賛成は48.5%、反対は51.5%と反対がわずかに上回っている。他の2つの民放テレビ局の調査でも、反対が賛成をわずかに上回っている。
チプラス首相が率いる反対派が勝利した場合は、EU側からの金融支援再開の道筋は見えず、債務不履行に陥る恐れが高まる他、ユーロ離脱も現実味を帯びる。一方で、賛成が過半数を占めた場合、チプラス首相は財政再建策を受け入れて新たな金融支援を模索し、その後、退陣するとの見方が強まっている。
大勢は早ければ日本時間6日朝にも判明する見通し。