賛成・反対拮抗 間もなくギリシャ国民投票
財政破たんの危機にひんしているギリシャで5日、EU(=ヨーロッパ連合)などが求める財政再建策を受け入れるかどうかを問う国民投票が行われる。最新の世論調査でも賛成・反対が拮抗(きっこう)している。
首都アテネでは翌日に投票を控え、準備作業が行われた。
賛成が過半数を占めた場合、チプラス首相は財政再建を受け入れて新たな金融支援を模索し、その後、退陣するとの見方が強まっている。一方、反対派が勝利した場合は、支援再開の道筋は見えず、債務不履行(デフォルト)に陥る恐れが高まる他、ユーロ離脱も現実味を帯びる。
4日に発表された地元紙の世論調査では賛成42.5%、反対43%と拮抗している。
投票は日本時間の午後1時に始まり、早ければ日本時間6日朝にも大勢が判明する見込み。