米FRB 利上げ見送りも…年内にあと1回の利上げ示唆
アメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)は20日、金融政策を決定する会合を開き、利上げを見送りました。
FRBは記録的なインフレを抑え込むため去年3月以降、利上げを行ってきましたが、20日、2会合ぶりに利上げを見送り、政策金利を据え置くことを決めました。
FRB・パウエル議長「インフレ率は昨年半ばから少し緩やかになってきた。しかし、インフレ率を2%に戻すにはまだ長い道のりだ」
一方、2024年の政策金利の見通しが引き上げられたことから、日米の金利差拡大が意識され、円相場は再び一時1ドル=148円台前半まで下落しました。
FRBは今後、年内にあと1回利上げを実施する可能性を示唆しています。