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ギリシャ 反対多数で首相が勝利宣言

2015年7月6日 8:26
ギリシャ 反対多数で首相が勝利宣言

 ギリシャがEU(=ヨーロッパ連合)などが求める財政再建案を受け入れるかどうかを問う国民投票は5日、反対が賛成を大きく上回り、チプラス首相は勝利宣言を行った。しかし、債務不履行(=デフォルト)となる可能性が高まり、世界経済への影響が懸念される。

 ギリシャ内務省によると開票率は95%を超え、財政再建案に賛成は39%、反対は61%となっている。反対派が20ポイント以上の差をつけ、過半数を占めることになった。これを受けて、チプラス首相は勝利宣言を行った。

 チプラス首相「きょうは民主主義の勝利だ。明日から全員がひとつになって最終的な解決に力を尽くす。(EU側との)交渉により力を入れ、緊縮に縛られない公平な合意を目指す」

 チプラス首相は「明日から交渉のテーブルに戻る」と述べ、EU側との交渉を急ぐ考えを示した。そして、償還の期限が今月20日に迫っているヨーロッパ中央銀行への「国債の返済繰り延べが論点のひとつになる」と述べている。

 国民投票の結果を受け、ユーロ圏は7日に緊急の首脳会議を開く見通し。ヨーロッパ議会のシュルツ議長は「ギリシャが意味のある提案をすることを期待したい。そうでなければ、さらに難しい劇的な状況になる」と述べ、けん制している。

 EU側が繰り延べに応じなければ、ギリシャは、借金が返せない「債務不履行」の状態に陥る。そうなればユーロ圏離脱も現実味を帯び、世界経済への影響が懸念される。