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ロシア爆撃機、訓練飛行中に墜落 2人死亡

2015年7月15日 2:32

 ロシア極東のハバロフスク近郊で14日、訓練飛行中だった戦略爆撃機が墜落し、2人が死亡した。同型機は先月にも離陸に失敗する事故を起こしており、ロシア国防省は当面、同型機の飛行を中止することを決めた。

 ロシア国営テレビなどによると、日本時間の14日午後4時前、ロシア極東のハバロフスク近郊で、ロシア軍のツポレフ95戦略爆撃機が墜落した。乗員は7人で、全員がパラシュートで脱出したが、2人が死亡し、5人が病院で手当てを受けているという。墜落機は訓練飛行中で、爆弾は積んでいなかった。

 タス通信は、軍事関係者の話として、4基のエンジンがすべて停止したと伝えている。ツポレフ95は、先月にも極東のアムール州で離陸に失敗する事故を起こしており、ロシア国防省は、墜落原因が明らかになるまで、同型機の飛行を中止することを決めた。

 ツポレフ95はソ連時代に開発されたプロペラ機で、日本周辺の偵察飛行を度々行い、航空自衛隊の緊急発進の対象になっている。