NY株189ドル高 6営業日ぶり反発
アメリカ・ニューヨーク株式市場は中国株が下落していた影響で前の日まで下げ続けていたが、28日は反発してダウ平均株価は180ドル以上、値を上げた。
28日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は前日比189ドル68セント高の1万7630ドル27セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も49.43ポイント上げて5089.21となった。
ニューヨーク市場では中国の上海市場の下落が響いて前の日まで5日連続で株価が下がっていた。しかし28日はヨーロッパの株式相場が上値に転じたことやアメリカ企業の決算発表の一部で好調な内容が出たことから市場に安心感が広がった。ただ、中国の景気減速への警戒感は根強くあり、上値が重いのが現状。
アメリカでは明日、金融政策決定会合であるFOMC(連邦公開市場委員会)が声明を発表する。利上げの時期を9月にする姿勢が打ち出されれば、市場への影響も大きく、関係者は注目している。