中国・北京の日本大使館で、日本に旅行した中国人から募集した感想文コンテストの表彰式が初めて行われた。

　北京の日本大使館は、日本への観光促進を目的に、今年５月から６月にかけ日本に旅行した中国人から感想文を募集した。募集は大使館公式の中国版ツイッター、「微博」上で行われ、約１０００件の応募があった。

　９日は１位から３位までの受賞者らが表彰され、１位には、日本を２０回も訪れ、多くの写真とともに感想を書いた男性と、イラストで日本の魅力を伝えた女性が選ばれた。

　１位受賞の女性「とても街がきれいでした。みんな言いますが日本はきれいです」

　１位受賞の男性「他の観光客が知らない小さな町にも行きますが、中国人への差別はなく（日本人は）すごく優しいです」

　寄せられた感想文を読もうと大使館の「微博」にアクセスした人は、のべ１２００万人にのぼるという。

　木寺昌人大使「中国においてＳＮＳが果たしている役割が本当に大きいなと実感した。将来の日中関係に役立つと確信している」

　現在、大使館の「微博」をフォローしている利用者は、約８０万人にのぼる。大使館では、今後も利用者を増やして日本のイメージアップにつなげたい考え。この日本旅行の感想文コンテストは１０月にも実施するという。