北朝鮮「拡声機を撤去しなければ軍事行動」
韓国軍は、北朝鮮が埋めた地雷で兵士2人が重傷を負った事件への報復措置として、南北軍事境界線付近で拡声機を使った放送を始めた。これに対し、北朝鮮軍は15日、「拡声機を撤去しなければ軍事行動を始める」と威嚇した。
この事件は、韓国軍の兵士2人が北朝鮮軍が埋めた地雷によって重傷を負ったもので、韓国軍は報復措置として、10日から、軍事境界線付近で拡声機を使った放送を始めた。放送は韓国社会の情報を伝えるもので、韓国軍は情報流入を恐れる北朝鮮に対する「心理戦」と位置づけている。
これに対して北朝鮮軍は15日、「挑発行為だ」と非難し、拡声機の撤去を求めた。その上で、要求に応じない場合、「拡声機を破壊するための軍事行動を始める」と威嚇した。