日本の国会「女性議員少ない」UNDP総裁
来日中のUNDP(=国連開発計画)のクラーク総裁は28日、NNNの単独インタビューに応じ、「日本の国会では、依然女性議員の数が少ない」として、各政党により多くの女性を登用するよう求めた。
クラーク総裁は、女性の社会進出に関する国際会議に出席するため来日している。日本政府は、2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%に引きあげることを目指しているが、クラーク総裁はこの目標について、「野心的で期待している」と評価した。その一方で、「日本の国会では、依然女性議員の数が少ない」として、各政党により多くの女性を登用するよう求めた。
クラーク総裁「候補者を選び、選挙運動を支援するのは政党だ。政党が取り組めば女性議員の数を増やすことができるだろう」
また、指導的地位につく女性を増やすための方策については「幼児教育の充実や育児休暇の拡大は短期的な解決策ではないが、長期的には、あらゆる分野で指導的地位の女性増加につながる」と述べた。
一方、クラーク総裁は国連の次期事務総長の候補として名前が取りざたされているが、「多くの人が候補に挙がっている」と直接の言及を避ける一方で、「出身地や性別も考慮されるだろう」と述べた。