逮捕の男、実行犯でなかった タイ爆弾テロ
20人が死亡したタイの爆弾テロ事件で、DNA鑑定などの結果、1日に逮捕された男は当局が行方を追う実行犯ではないことが新たにわかった。
1日に逮捕されたユスフ・ミライリィ容疑者は、事件現場の防犯カメラに映っていた実行犯の「黄色いシャツの男」に似ていることなどから、警察はミライリィ容疑者が実行犯の可能性が高いとしていた。しかし、実行犯が利用したタクシーなどに残されたDNAを警察が鑑定したところ、ミライリィ容疑者のものとは一致しなかったという。
一方で、関連先のアパートからはミライリィ容疑者の指紋が検出されたとしている。警察はミライリィ容疑者が犯行グループの一員とみて調べるとともに、逃走中の実行犯の行方を追っている。