是枝監督最新作「怪物」 カンヌで公式上映後に9分半のスタンディングオベーション 2度目のパルムドールなるか
世界3大映画祭の1つ、フランスのカンヌ国際映画祭で、是枝裕和監督の最新作「怪物」が公式上映されました。
カンヌ国際映画祭で17日、最高賞「パルムドール」を競うコンペティション部門にノミネートされている是枝裕和監督の最新作「怪物」が公式上映されました。「怪物」は、学校で起きたケンカをきっかけに、子供たちが姿を消した事件で、“怪物”とは一体何かを描いた物語です。音楽は亡くなった坂本龍一さんが手がけています。上映後にはスタンディングオベーションがおよそ9分半にわたって送られました。
是枝監督「上映後の見てくれた方たちの顔がとても輝いていて、良い上映だったなと感じています」
安藤サクラさん「地響きのような拍手と監督の姿を目に焼き付けようと、ずっと監督を見ていた」
是枝監督は、2018年に「万引き家族」でパルムドールを受賞していて、ノミネートされるのは、去年の「ベイビー・ブローカー」に続き、2年連続、7度目です。2度目のパルムドール受賞となるのか、発表は日本時間28日に行われます。