新疆ウイグル自治区幹部「宗教管理を徹底」
来月、中国の新疆ウイグル自治区が成立60年を迎えるのを前に自治区の幹部が会見し、宗教の管理を徹底していく姿勢を示した。
中国政府は24日、新疆ウイグル自治区の成立60年を前に、「各民族の平等・団結・発展の歴史の証明」と題した白書を発表した。会見した自治区の共産党幹部は、ここ5年のGDP成長率は平均で11%を超え、「少数民族の習慣や宗教の自由が尊重されている」と主張した。
一方で、顔や体を覆うイスラム教徒の女性の衣装「ブルカ」について、「伝統衣装でもなく過激主義者の服」だとして着用を禁止したことを正当化した。
また、自治区内で殺傷事件などが相次いでいることについて、「暴力テロの活発な時期に入っている」との認識を示した上で「極端で違法な宗教活動を断固抑制する」と述べ、宗教の管理を徹底していく姿勢を強調した。