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北京「赤色警報」解除もノドの痛み訴える声

2015年12月10日 15:22
北京「赤色警報」解除もノドの痛み訴える声

 中国・北京に発令されていた大気汚染警報としては最も重い「赤色警報」は10日午後、解除された。しかし多くの人がノドの痛みを訴えるなど市民の健康に影響が出ている。

 朝から青空が広がった北京では、汚染物質PM2.5の値も9日の10分の1程度になり、「赤色警報」は日本時間10日午後1時に解除された。

 市民「きのうまではひどかった。ようやく外出できるようになった」

 しかし、深刻な大気汚染で呼吸器に不調を訴える人が多くいて、小児病院にはマスク姿の子どもらが次々とかけ込んだ。

 市民「最近大気汚染がひどく、子どもがすごくせきをして(症状も)ひどい」「Q.ひどい汚染は嫌ですか?(はい)」

 状況が改善したのは寒気の影響で強い風が吹いたためだが、12日には再び悪化するとみられている。