北京「赤色警報」解除も…市民の健康に影響
中国・北京に発令されていた大気汚染警報としては最も重い「赤色警報」は、日本時間10日午後1時に解除された。しかし、重度の汚染が続いたことで多くの人がノドの痛みなどを訴えるなど市民の健康に影響が出ている。
朝から青空が広がった北京では、汚染物質PM2.5の値も9日の半分以下になり、「赤色警報」が解除された。市内の公園では久々の青空の下、太極拳やジョギングを楽しむ人の姿も見られた。
しかし、深刻な大気汚染で呼吸器に不調を訴える人が多くいて、市内の小児病院でもマスク姿の子供らが次々と駆け込んでいた。
大気の汚染状態が改善した北京だが、12日には再び悪化するとみられている。