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予防策を…ハワイで「デング熱」感染広がる

2015年12月28日 1:29
予防策を…ハワイで「デング熱」感染広がる

 年末年始、多くの日本人が観光に訪れるアメリカ・ハワイで今年9月以降、「デング熱」の感染が広がっていて、地元保健省が注意を呼びかけている。

 ハワイ州の保健省は、蚊を媒介して感染する「デング熱」の感染者が今年9月11日から今月25日までの間に181人確認されたと発表した。通常、ハワイではデング熱の感染は見られないことから、流行地域から訪れた観光客によって持ち込まれた可能性が高いとしている。

 特に感染が目立つのはハワイ島で、保健省はホームページで感染するリスクが高い地域を地図で示すほか、長袖・長ズボンの着用や、殺虫剤を部屋に散布するなどの予防策を日本語でも掲載している。また、ホノルルの日本総領事館も、発熱など症状が出た場合、速やかに医師の診察を受けるよう呼びかけている。

 ただ保健省は、現在、感染者は減っていて、安全だと強調している。