IAEA天野氏 イラン原子力庁長官と会談
イランの核開発問題をめぐり、経済制裁の解除が17日に発表された。アメリカのオバマ大統領は声明を発表し、「世界はより安全になる」と外交成果を強調した。
「(核合意の履行により)核爆弾を製造する機会はなくなった。地域、アメリカ、そして世界はより安全になる」-オバマ大統領はまた、「最も重要なのは、戦争ではなく外交で歴史的な進展を遂げたことだ」と成果を強調した。
一方、イランの首都・テヘランでは、市民の生活が上向くことに期待が高まっている。
テヘラン市民「全ての問題が解決するとは思わないけど、うれしい。若者の失業率は改善されると思う」
こうした中、IAEA(=国際原子力機関)の天野事務局長は18日、イランのサレヒ原子力庁長官と会談した。合意の履行を受けてイランはこれまでの全ての核活動について、IAEAに詳細な申告をすることになっているが、天野事務局長はイラン側に今後も検証作業に協力するよう求めた。