米大統領予備選 フロリダ州などで投票進む
アメリカ大統領選の候補者選びは15日、大票田のフロリダ州など5州で行われている。共和党のレースで一歩先を行く不動産王のトランプ氏が、この日の結果で指名獲得を現実的なものにするかが注目される。
フロリダではトランプ氏と、党の主流派が支持するルビオ上院議員が激しい戦いを展開している。
トランプ氏支持者「トランプ氏は候補者の中で唯一の成功しているビジネスマンだ」
ルビオ氏支持者「ルビオ氏が地元フロリダ州出身で一番よい候補者だ」
事前調査では、共和党のフロリダ州支持率はトランプ氏が43.0%で、地元出身で負ければ後のないルビオ氏の24.7%を大きくリードしている(3月7日~13日、リアルクリアポリティクスまとめ)。
フロリダでは選挙戦後半に入り、トランプ氏へのネガティブキャンペーンが展開され、「トランプを止めろ」と書かれたビラが大量に配られた。これは共和党主流派が中心となり仕掛けたものだが、効果は限定的と言わざるをえない。フロリダ、そしてオハイオでトランプ氏が勝てば、指名獲得が確実になるとの見方が出ている。
一方の民主党は、クリントン前国務長官が5つのうち3つの州でリードしている。結果は、早ければ日本時間16日昼ごろには出るとみられる。