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春節“21億人大移動”直前…日本の観光地「期待と不安」 中国は「ビザ」で対抗措置か

2023年1月10日 21:44

中国・北京のパスポートセンターには9日、多くの人が訪れ、行列ができていました。「ゼロコロナ政策」が終了し、観光などを目的としたビザの申請受付が、この日から再開したのです。窓口を訪れた女性は「3年ぶりに海外に行けるのです」と話していました。

中国では、「春節」の前後で延べ21億人が大移動するとみられ、海外旅行の機運も高まっています。

中国政府は10日、北京で海外メディア向けの取材ツアーを実施し、新型コロナウイルスの治療薬などの生産工場を公開しました。「ゼロコロナ政策」の撤廃後、感染拡大が不安視される中、生産ラインが正常に稼働し、対策が進んでいることをアピールしました。

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こうした動きを受けて、富士山の雄大な姿が望める山梨県の「忍野八海」では、“観光復活”に期待の声があがりました。

忍野村観光案内所 日西修さん
「(コロナ前は)全体の外国人としては、3割から4割が中国人だった。いっぱい来てもらって、きれいな風景を見ていただければ一番いい」

その一方で、観光客からは「ちょっと不安はあります。また感染者が増えているので、海外の人が来てどうなるか…」という不安の声も。

かつて利用者の9割近くが中国人観光客だったという山梨・山中湖村の「富士山ガーデンホテル」は、「旧正月春節の時期は、予約が多く入っております。戻ってきて……ほしいですね」と、力を込めました。

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ただ観光地の思いとは裏腹に、中国に対する水際対策が強化されました。日本政府は8日から、感染が拡大している中国からの入国者への検査などを進めています。

各国が中国に対して水際対策を強化する中、中国政府による対抗措置が10日、明らかになりました。韓国にある中国大使館は、10日から中国に向かう韓国人に対し、ビジネスや観光を目的とした短期ビザの発給を一時停止すると発表しました。

さらに日本でも、「中国政府からきょう突然に『ビザの発給しない』と言われて」と、ビザの申請を“取り次いでもらえなかった”という人がいました。

中国外務省の会見(午後5時ごろ)
「(日本などは)中国をターゲットに、差別的入国制限措置を執ように講じている。これに対して、中国は断固反対し、対等の措置を講じている」

中国総領事館の関係者は、日本テレビの取材に対し、「日本人へのビザの制限も、10日か11日に発表されるだろう」としています。

また日本にある旅行代理店の関係者は、「中国当局から『ビザの発給を停止した』との通達を受けた」と話しています。