アメリカ国防総省は２１日、アフガニスタンの反政府勢力「タリバン」の最高指導者マンスール師を狙った空爆を行ったと発表した。ロイター通信などはマンスール師が死亡した可能性が高いと伝えている。

　国防総省によると、空爆は２１日にアフガニスタンとパキスタンの国境地帯で行われた。ロイター通信などはアメリカ当局者の話として、マンスール師が死亡した可能性が高いと報じている。

　マンスール師は去年７月、前任のオマル師の死亡を受け、タリバンの最高指導者に選ばれた。マンスール師は穏健派とみられているが、その後もタリバンによるテロが続いている。

　また、今年１月には、アメリカや中国も参加しアフガンの和平実現に向けた協議が開かれたが、タリバン側は出席せず、国防総省はマンスール師が出席を禁じたとして批判している。