イランで２６日に行われた議会選挙で、経済制裁の解除を実現したロウハニ政権を支持する改革・穏健派が、躍進する見通しとなった。

　イラン内務省によると、ロウハニ政権を支持する改革・穏健派は、首都のテヘラン選挙区で上位３０人すべてを独占し圧勝する勢いで、躍進が確実な見通しとなった。議会で過半数を占め、欧米との協調路線に反対する保守強硬派は、地方の選挙区では接戦を繰り広げているものの、苦戦している。

　イランで議会選挙が行われたのは経済制裁解除後初めてで、ロウハニ政権による国際社会への復帰という実績を、イラン国民が評価した形。

　ロウハニ政権が進める外資誘致も加速するとみられ、日本を含む外国企業のビジネス拡大にも追い風となりそうだ。