反政府勢力トップが首都に帰還 南スーダン
2013年に勃発した内戦により多数の死傷者が出た南スーダンで26日、反政府勢力のトップが和平合意に沿って首都に帰還した。
南スーダンでは2013年から、民族対立などを背景とした反政府勢力と政権側の争いによって内戦が起きていた。日本の自衛隊もPKO(=国連平和維持活動)のために派遣されている。
AP通信によると、26日、反政府勢力を率いるマシャール前副大統領が、去年8月に結ばれた和平合意に沿って首都・ジュバに帰還し、副大統領に復帰した。今後は、政権側と反政府勢力の双方が参加する移行政府の樹立が進められるという。
和平合意の結ばれた去年8月以降も戦闘は続いていて、マシャール氏の帰還が内戦の終結につながると期待される一方、移行政府が機能するかどうかは不透明。