×

シリアで政権側が空爆か、40人以上死亡

2016年4月20日 8:50
シリアで政権側が空爆か、40人以上死亡

 シリア北西部のイドリブで19日、反体制派の支配地域2か所が空爆を受け、民間人ら40人以上が死亡した。政権側による攻撃とみられ、反体制派は和平協議から撤退する構えをみせている。

 ロイター通信などによると空爆は19日、シリア北西部イドリブ県の市場など2か所で行われ、女性や子供を含む少なくとも48人が死亡した。一度の攻撃としては2月の停戦発効後、最も多くの犠牲者が出たとみられ、アメリカ国務省はアサド政権側による攻撃の可能性が高いとの見方を示した。

 今回の空爆で反体制派は反発を強めており、スイスで行われている和平協議から参加者の一部を引き揚げる考えを明らかにした。停戦の維持はさらに厳しい状況になっている。