シリアの内戦終結を目指しスイスで行われている和平協議で、参加の態度を決めかねている反体制派側は、２日に予定されている国連とアサド政権側との会談の結果を待って、対応を決める考えを示した。

　反体制派の主要組織は１日、国連と会談し、協議参加の条件とする、政権側の空爆の停止などを改めて求めた。会談後、「前向きなメッセージを受け取ったと信じている」と述べた上で国連と政権側の会談の結果を待って、実質的な協議に参加するかどうか決める考えを示した。

　会談が行われている国連の前では、反体制派の支持者らがアサド政権の打倒を訴えていた。集会には反体制派の主要メンバーも参加した。政権側による攻撃で犠牲になったという子供たちの写真を並べ、政権側に人道問題への対応を訴えた。