テロ計画の男、タクシーで爆発 カナダ
カナダで爆弾テロを企てたとして、警察が行方を追っていた男がタクシーの中で爆弾を爆発させた。男はその場で死亡した。
カナダの警察当局によると、東部のオンタリオ州に住むアーロン・ドライバー容疑者(24)は10日、警察が身柄を確保しようとした際、乗っていたタクシーの中で爆弾を爆発させた。その際、警察官が発砲し、ドライバー容疑者は死亡した。
ドライバー容疑者は、テロを予告する動画を制作していたとみられ、FBI(=アメリカ連邦捜査局)が、「街の中心部を狙った爆弾テロを72時間以内に計画している」などとカナダの警察当局に情報を伝えていた。
地元メディアによると、ドライバー容疑者は過激派組織「イスラム国」への支持を表明していて、去年6月、テログループの活動に参加したとして逮捕され、捜査当局の監視対象になっていた。