シリア“停戦”決議案 ロシア拒否権で否決
戦闘が激化するシリア情勢をめぐり、国連の安全保障理事会は8日、緊急会合を開いた。即時停戦を求める決議案は、ロシアが拒否権を発動し否決された。
緊急会合ではフランスが提案したシリアでの即時停戦と北部のアレッポ上空での軍用機の飛行禁止を求めることなどを盛り込んだ決議案について協議した。しかし、ロシアが「状況を進展させる中身でない」などと拒否権を発動し否決された。
シリア情勢をめぐってはアメリカとロシアの停戦協議が停止していたが国連の場での協議も決裂した形で、打開策が見いだせない状況が続いている。