安保理緊急会合 北朝鮮を強く非難する声明
北朝鮮が5日、弾道ミサイルを発射したことを受け、国連の安全保障理事会が緊急会合を開き、北朝鮮を強く非難する報道機関向けの声明を発表した。
緊急会合は日本、アメリカ、韓国の要請で開かれた。報道声明では、ミサイル発射が過去の安保理決議に明確に違反すると非難した上で、国連加盟国が一致して行動することが重要だとしている。
繰り返される北朝鮮のミサイル発射に対し、日本の別所国連大使は、国連として新たな行動が必要だと訴えた。
別所国連大使「安保理が一致して、さらにどういった行動を取れるのか考える必要がある」
国連は今年3月に厳しい制裁措置を含む安保理決議を採択し、さらに、非難声明を6回にわたり出してきた。しかし、北朝鮮の挑発行為はエスカレートしていて、国連関係者からも「非難声明を出しても効果はまったくない」との声も出ている。