北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイルを発射したことを受け、国連の安全保障理事会は２３日「発射を強く非難する」との報道声明を発表した。

　報道向けの声明では北朝鮮のミサイル発射を「強く非難」した上で、過去の国連安保理決議の明白な違反だと指摘している。また、これまで国連が出した非難声明を「完全に無視する形で北朝鮮がミサイル発射を続けている」と「重大な懸念」を示した。その上で、北朝鮮への圧力を強めるため３月に安保理で決議した制裁措置を確実に実行に移すよう加盟国に促している。