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プミポン国王死去 タイ全土が追悼ムードに

2016年10月14日 13:38
プミポン国王死去 タイ全土が追悼ムードに

 在位期間が世界で最も長い君主として知られたタイのプミポン国王が13日に死去したタイでは、全土が追悼ムード一色となっている。一夜明けた現地の様子を中継で伝える。

 プミポン国王の遺体が安置されている病院前の歩道は、黒い服を身にまとい国王に最後の別れをしようと集まった多くの市民で埋め尽くされている。

 市民「追悼の意を表しにきました。きのうからずっとここにいます」

 タイの全テレビは国王の死去が発表されて以降、通常放送を取りやめ、国王の功績を伝える同じ映像を流し続けているほか、新聞各紙は全面でプミポン国王死去に関する記事を掲載している。

 新国王には、プミポン国王の長男・ワチラロンコン皇太子が即位する見通しだが、いつ即位するかなど具体的な予定は不透明。プミポン国王の遺体は、14日午後に病院から王宮寺院に移されることになっている。タイ政府は14日を休みにすると発表した。

 70年間、国を治め続けた精神的支柱のプミポン国王の死去に国全体が深い悲しみに包まれている。