“ムスダン”発射失敗 成功率高める訓練か
北朝鮮が15日、中距離弾道ミサイルを発射したものの、失敗していたことがわかった。
韓国軍によると、北朝鮮は日本時間の15日午後0時半過ぎ、西部の亀城近くの飛行場付近からミサイル1発を発射したが、発射直後に失敗したという。発射されたミサイルはグアムのアメリカ軍基地を射程に収める中距離弾道ミサイル「ムスダン」と推定される、としている。
ムスダンは、これまでに1度しか発射に成功しておらず、韓国軍の関係者は「成功率を高めるための訓練と考えられる。また発射を強行するだろう」と分析している。
アメリカと韓国は15日まで6日間にわたり合同軍事演習を行っていて、北朝鮮が、これに対し反発を示したとも考えられる。
また、稲田防衛相は「ただちに我が国の安全保障上、影響がある事態ではない」としたうえで、「日米や日米韓の連携を密にして我が国の安全に万全を期していきたい」と述べた。