ロシア国営メディアは23日、ウクライナ軍によるクリミア半島への無人艇攻撃で、揚陸艇の指揮官が死亡していたと報じました。

国営ロシア通信は23日、黒海コサック管区の発表として、ウクライナ軍によるクリミアへの無人艇攻撃で、ロシア海軍の上級中尉で黒海艦隊の揚陸艇指揮官のデニス・ニキーチン氏が死亡したと伝えました。

この攻撃は10日未明に行われ、ウクライナ軍はSNSに「ロシア黒海艦隊の小型揚陸艦を破壊した」と投稿して、無人艇が艦艇に体当たりする動画を公開していました。

ロシア国防省は同日、「クリミア上空で2機の無人機を迎撃した」とだけ発表し、艦艇の被害などは明らかにしていませんでした。

クリミア半島と黒海をめぐっては、ウクライナ軍が波状攻撃を仕掛けていて、ゼレンスキー大統領は16日、「黒海でロシアから主導権を奪うことに成功した。世界初の無人艇艦隊が黒海で活動を開始した」と主張していました。