朴槿恵氏が首相候補の推薦要請も…野党反発
韓国の朴槿恵大統領の友人による国政介入疑惑で朴大統領は事態収拾を図るため、与野党に新しい首相候補の推薦を要請したが、野党は反発している。
朴大統領は反発を強めていた野党の要求をのんで金秉準氏を首相に指名した人事を撤回し、与野党に首相の推薦を要請した。しかし野党は、朴大統領が新しい首相に権限を完全に委任すると明言することを求めていて、朴大統領の提案は不十分と反発している。
また韓国外務省は、今月中旬にペルーで開催される予定のAPEC(=アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議に朴大統領が出席しないと発表した。「北朝鮮情勢を受け、すでに9月に決めていた」としているが、代わりの出席者は未定で、一連の問題が外交にも影響を与えているとみられる。APEC首脳会議に韓国の大統領が出席しないのは初めて。